情報化社会とひかり 根っ人 きよかわ の構想



≪地域情報化社会とは?≫

情報革命、もっといえば第3次産業革命を迎えているという。

情報が個人の目的達成のために使われる、つまり自己実現のために情報技術が使われるようになった。即ち「情報化」によって人々の行動様式まで変化してきているということです。その背景としてはデジタル技術の驚異的な進歩が否定できません。かっては限られた人しか持てず、使いこなせなかった撮影機材や編集機材が、今では技術の進歩によって軽量化小型化され、操作も簡単になった。何より価格が手ごろなレベルに低下し、それによって、誰でもが「コンテンツ製作者」となれる状況になったのです。デジタル技術の進歩は、実は表現手段が一気に大衆化され誰でも「情報の受け手」であると同時に「情報の発信者」として参加することも可能になったことの方が本質的意味としては大きいのです。

これからの情報化社会では、生活主体としての人々が、個人としても、コミュニティとしても、さらにはグローバルな社会としても、自分たち自身の力で生活の場に働きかけて、その場(自分たち自身も含まれる)の状態をより望ましい方向に変えていこうとすることになります。

もともと民主主義の基本概念に欠かせないものとして「補完性の原理」があると思います。補完性の原理とは、地域でできることは地域がやる。受益者が特定できないなど地域がやることが難しいものは役所がやる。外交など役所ではできないものは国がやる、というようなことです。

地域固有の文化・歴史・人物・産業・環境など後世に残し伝え、郷土の文化遺伝子を大切にする心や思想を、高齢者や体験者から聞き取り、それを編集・蓄積することが地域の活性化につながると思います。

講・結いや無尽などという人的つながり、鎮守の杜をはじめとする精神的シンボルや会所などの場をよりどころとする、相互扶助的共同体によって地域の文化が継承されてきたことも忘れてはならないことです。

そして、これまで、多くの地域で住民やNPOが主体となって情報化を進めてきたが、共通の趣味や関心を持つコミュニティが誕生した程度で、大きな社会的影響を与えるまでには至らなかった。最近様相が変化して、これらの主体が進める情報化が、地域の抱える重要な課題の解決に有効に働くようになってきた、といわれます。

 

これらの変化について次回に考えてみたいと思います。